顔面神経麻痺
- 顔の片側が動かない
- 目を閉じることができない
- 食事中に飲み物や食べ物がこぼれる
- 顔の片側が引きつる、またはピクピクとけいれんする
- 耳の後ろあたりが痛い
これらの症状がある場合は、顔面神経麻痺の可能性があります。
「そのうち治るかな」と放置すると、症状が悪化し、回復が遅くなることもあります。できるだけ早く専門的な施術を受けることが大切です。
顔面神経麻痺になってしまう原因は?
顔面神経麻痺の主な原因は、顔の神経(顔面神経)がダメージを受けることです。以下のような要因が関係しています。
① ベル麻痺(特発性顔面神経麻痺)
原因がはっきりしない顔面神経麻痺のことを「ベル麻痺」といいます。顔面神経に炎症が起こり、腫れることで神経が圧迫されるのが原因と考えられています。
特徴
- ある日突然、顔の片側が動かなくなる
- 風邪や疲れがたまっているときに起こりやすい
② ハント症候群(ラムゼイ・ハント症候群)
水ぼうそうのウイルス(帯状疱疹ウイルス)が神経に悪さをすることで起こるタイプの麻痺です。耳の周りに水ぶくれができることが特徴です。
特徴
- 顔面神経麻痺とともに耳周辺の痛みがある
- めまいや耳鳴りを伴うことがある
③ 頭部のケガや脳の病気
頭を強く打ったり、脳梗塞(のうこうそく)などの病気が原因で顔面神経麻痺が起こることもあります。
④ その他の原因
- 中耳炎(耳の感染症)が神経を圧迫する
- ストレスや疲れで免疫力が低下し、炎症が起こりやすくなる
顔面神経麻痺の原因はさまざまですが、「最近、顔の動きがおかしい」と感じたら、早期の検査をお勧めします。
顔面神経麻痺が改善しない、悪化する理由は?
顔面神経麻痺が治りにくい、または悪化する理由には、次のようなことが考えられます。
① 施術の開始が遅れる
顔面神経麻痺は、発症からできるだけ早く施術を始めることが重要です。特に最初の2週間が回復のカギを握ります。
放置すると…
- 神経のダメージが大きくなり、回復が遅れる
- 間違った筋肉が動く「病的共同運動」が起こる
② 血流が悪くなっている
神経の回復には、十分な血流と栄養が必要です。血行が悪いと神経が回復しにくくなり、症状が長引くことがあります。
血行を悪くする原因
- 冷えや寒さ
- 姿勢の悪さや肩こり
- ストレスや疲れ
③ 顔の筋肉がうまく使えない
麻痺が回復してきたときに、間違った筋肉を使ってしまうと、顔の動きが不自然になることがあります。
正しいリハビリが大切!
無理に顔を動かそうとせず、適切なリハビリを行うことで、スムーズに回復できます。
顔面神経麻痺の改善方法は?
顔面神経麻痺の改善には、炎症を抑え、神経の回復を促すことが大切です。名古屋市西区のえんどう鍼灸接骨院では、次のような施術を行っています。
① 神経の血流を良くする施術
血流が悪いと神経の回復が遅れるため、温熱療法やツボ押しで血流を改善し、神経の修復をサポートします。
② 顔の筋肉のリハビリ
無理に顔を動かすと、間違った動きがクセになってしまいます。適切なリハビリを行い、正しい筋肉の使い方を身につけることが大切です。
③ 姿勢の調整・肩こりの改善
首や肩のこりが強いと、顔の神経にも悪影響を与えることがあります。姿勢を整え、肩こりを改善する施術を行うことで、神経の回復をサポートします。
えんどう鍼灸接骨院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた施術を行い、顔面神経麻痺の回復をサポートします。お気軽にご相談ください!