野球肩
- 投球動作をすると肩に痛みがある
- 全力でボールを投げるのが怖く投げれない
- 球を遠くへ投げれない
- 肩が痛くて力が入りにくい
- 腕をあげると肩が痛い
野球肩とは
野球肩とは腕を振りかぶって投げる動作をすると、肩関節周辺に発生する痛みの総称です。
野球の投手に多い症状ですが、バレーボールやハンドボール、テニスなどのスポーツでも発症します。
お子様が成長期(10歳~15歳)においては投球による過度のストレスが肩にかかることで痛みや不具合を引き起こします。
標準整形外科学 第10版 医学書院 参照
野球肩の原因
野球肩は、使い過ぎ(オーバーユース)によるものが大半を占めています。また、間違ったフォームでの投げ過ぎも原因のひとつとなります。
毎日投球動作を続けていることで、肩関節に負担が掛かり、疲労や炎症によって痛くなってきたというものです。
その負担が掛かりやすいのが棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋の4つの筋肉です。
この筋肉を使い過ぎることが野球肩の原因です。
1. インピンジメント症候群
こちらからは、詳しく見ていきましょう!!
野球肩の症状でも多岐にわたります。
上腕骨(じょうわんこつ)の先が肩甲骨の肩峰(けんぽう)や烏口突起(うこうとっき)などに衝突して、炎症や損傷を起こす症状。
野球以外にもテニスなど、肩よりも腕を高く上げる動作【オーバーヘッドスポーツ】が繰り返されることで発症します。
ゆっくりと肩を上げていくときに、ある一定の角度で痛みや引っ掛かりを感じたり、
それ以上腕を上げられなくなるのが特徴です。
2. 上腕骨骨端線離開
(こったんせんりかい)
こちらもよく見られます。
成長期の選手に多発する投球障害のため、リトルリーグショルダーとも呼ばれます。
成長期の骨は大人に比べて強度が低いため、オーバーユースにより上腕骨の骨端線(成長線)に離開が生じます。
主な症状は、投球直後の鋭い痛みです。放っておくと、成長障害が起こる可能性があります。
3. 腱板損傷
肩や肩甲骨の周りの筋肉。とても大切な筋肉であります。四つあります。
棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょうえんきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)の4つの筋肉の腱の部分が集合したものを回旋筋腱板といいます。
腱板損傷とは、肩関節と腱板が衝突して起こるケガです。過剰な肩の回旋運動によって生じます。痛みで腕が上がらなくなったり、安静にしていても、痛みで眠れなくなったりします。。。
4. 肩甲上神経損傷
野球の投球動作の際の、フォロースルーのように腕を振り下ろす動作をしたとき。肩甲上の神経が締め付けられ、痛みやしびれ、疲労感などが生じる障害です。
野球以外でも、テニスやバレーボールなどで多く起こります。
参考文献
国際スポーツ医科学研究所『新版 図解 スポーツコンディショニングの基礎理論』西東社
西村典子『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』日本文芸社 他
えんどう鍼灸接骨院の治療法
名古屋市西区 えんどう鍼灸接骨院では、今ある痛みを和らげ、原因をきちんと解消する施術で早期回復を目指します。
野球肩の痛みは、全身の関節や筋肉の硬さ、可動性の低下などが影響している事もあるので当院では全身の状態を確認していく事で痛みを改善し、より早くスポーツへの復帰ができるよう、サポートさせていただきます。
少しでも投球動作時に違和感を感じた場合は、重症化する前にまずはえんどう鍼灸接骨院にご相談ください。
(治療法の紹介)
・投球フォームの修正
・体幹や肩の動きの改善
・筋のストレッチや筋力強化
などが重要となります。
また症状が強い場合には信頼のできる専門医を接骨院からご紹介いたしますので、お悩みの際には早めにご相談ください。
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